第1部 初代愛犬 ノラ
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ラビの絵を描いた

ラビの絵を描いた。
仕事の合間にふと描いてみたくなった。
最後まで描き上げる自信はなかったけれど、「いずれ描くときの筆ならし」のつもりだった。
が、不思議と落ち着いた精神状態で作業は進んだ。

「あれ・・・仕上げちゃおうかな」
鉛筆画ではあるが、描き終えることができた。
ラビが背中を押してくれたのだろうか、「もう大丈夫、描いてごらんよ」と・・・・
妻が「ああ、ラビの感じがでてる」とお墨付きをくれた。



ラビの思い出 そしてノラ

かしわ餅を食べ終わってから気がついた。「あっ忘れてた」

いつもあんこを少しだけ取り分けてラビにお供えしてたのに・・・(ラビはあんこが大好きでした)

帰宅して玄関で涙ぐむ事は無くなりました。
仕事中、ふと机の下を覗いてふさぎ込んでしまう事も少なくなりました。
ラビが逝ってしまって7ヶ月が過ぎました。
哀しみや辛さは薄らいできたけれど、引き換えに家の中からラビの気配も去っていく・・・

「ラビ本当に居なくなっちゃったね」ちょっと間をおいて妻が答えました。
「居なくなっちゃったねえ」

今年になって何度かラビの思い出を日記に書こうとしました。でも3~4行で挫折、削除のくり返しでした。

ようやくこうして書き始めました。犬の絵を載せる事にしましょう。
多くはラビの友達だった犬達の絵・・・
そこからラビの事も少しずつ書いていけたらと思います。



ラビを飼う以前の15年間、家に居たノラです。
野良犬だったので「ノラ」  そのまんまです。

私はこの絵がとても気に入っていて名刺に使っています。
ノラを飼わなければラビとの出会いもなかった事でしょう。
当初、私達は彼を飼う気はなかったのですが、ちょっとした出来事があって我が家の家族となりました。
彼は自分で我が家の犬になる事を選んだのです。

帰って来たノラ

ノラに初めて会ったのは、まだ残暑のきびしい頃でした。
痩せこけたノラの姿は哀れをさそいました。

が、当時、私達は2人とも仕事に追いまくられてたし、 賃貸マンション住まいだし..で、犬を飼える環境ではありませんでした。
せいぜい エサをやったり、雨の日はこっそり泊めてやったり・・・ 

そのうち 近所の親切な方の世話で隣町にもらわれていきました。
「あ~良かったあ」「でも、ちょっと寂しいね」

一ヶ月たった頃、夜食を買いに出かけた妻は3階階段付近で(チャリ チャリ チャリ・・・)という音を聞きました。
手すり越しに下を覗き込むと黒っぽい犬がクサリを引きずりながら、今まさに階段に向かって駆け寄ってくるところ。

「ノラ?!」 呼びかけると 彼は一瞬見上げ、すぐ階段を駆け昇ってきました。『ノラ』でした。

こうしてノラは我が家の一員となりました。
こんなドラマチックな体験をするとは、妻はなんてラッキー なんだろう。
そして、この場に居合わせなかった私はなんてついてないんだろう。  
私は後で話を聞いて想像するだけなのだから・・・ 
彼を見つけてエサをやったのも、ベランダにダンボールハウスを作ったのも私なのに・・・ 

この事でノラ、キミは我が家のランクを「一位おばちゃん」「二位ノラ、同率二位おじちゃん」と決めちゃったね。
そして夜はいつもおばちゃんの部屋で寝ましたね。



最初に描いたノラの絵で 妻にプレゼントしました。
今は玄関に掛かっていて、帰宅時、私達を迎えてくれます。


第2部「ノラの野良犬時代」につづく

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